オラファーエリアソン展に行ってきた
入ってすぐに
蛍の生物圏(マグマの流星)
Firefly biosphere (magma falling star)
という吊り彫刻作品がある。
同心円状に配置された3つの多面体は、小さいものが他の多面体の中に入り込み、幾何学的な形、影、色の精巧な配列を作り出し、それらが周囲の壁に美しくなんとも魅力的に投影される。
小さな惑星のようであり、
猫の瞳のようでもあった。
他にも興味を惹かれる作品がたくさんあるのだけれど、展示の終わりにオラファーエリアソンが作品について語っている映像の中で
作品を作る上で大切なのは
HOWではなくWHYだと話していた。
HOWは人それぞれ方法が違うが
WHYはみんなの中に自然とあるもので、
なぜ、それを好きなのか
なぜ、嫌いなのか
WHY?と常に自分の中で対話することの
重要さを話していた。
美しいあの小さな多面体を作るのに、数十年にわたる研究をしていたらしく、WHYを連ねた結果なのだろうなと思うとより魅力的に感じてくる。
HOWよりWHY精神で
わたしもトンテンカンと作っていきたい。
みなみ